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第10話 三峯神社周辺の石造物

2002年10月04日 00:00

第10話 三峰神社周辺の石造物

三峰神社周辺の石造物

 市内には石造物がたくさんありますが、今回は三峰神社周辺のものをいくつか紹介しましょう。ちょっと専門的な話が多いですが、読んでいくとはまっちゃう・・・ってなことを目指して書いています。

榎庚申(えのきこうしん)

 三峰神社の東を守る庚申塔(こうしんとう)です。庚申という信仰については年末に書く予定ですが、ここの庚申塔には6本の腕を持った青面金剛(しょうめんこんごう)と見ざる言わざる聞かざるの三猿が彫られています。この庚申塔の前の細い道は前回書いた三峰坂です。この道は江戸から大山に向かう重要な交通路でした。昭和30年頃までここに大きな榎の木があり、旅人のよい目印になっていたため、榎庚申と呼ばれました。このように固有名詞がつくほど有名なものだったのですね。

青面金剛像

 青面金剛の顔は風化してしまい、表情はまったくわかりませんが、まちがいなくあの大魔神のような怒った顔をしていたはずです。(ちなみに大魔神は静かなときは埴輪ですが怒ったときは青面金剛がモデルです。だから顔が青いでしょ?30年以上も前の映画、知らない?)6本のうち2本の手に弓と矢を持ち、村に入ろうとする悪霊や疫病などと戦おうとしているようです。
一般の青面金剛像はさらに別の武器も持って武装しているものですが、榎庚申は軽装備です。
あいた2本の手で日輪(にちりん:太陽)と月輪(専門家は”がちりん”と読む:もちろん月のこと)を持っていますね。ひょっとして榎庚申は戦いよりも太陽の下での平和を主張しているのでしょうか?

そこに彫られた文字

 側面を見ると明和五年(1768年)に建てられたことがわかりますが、まだまだ江戸時代のまっただなかです。またみちしるべとしていくつかの地名も彫られています。
「右、ほしのや道」というのはすぐ坂下の星谷寺のことです。反対側の面には「右、江戸つるまみち、左、大山あつぎみち」とあります。
大山に近すぎるこのあたりに住む人にはむしろわからないかもしれませんが、江戸時代、「大山もうで」と称した旅が流行していたのです。江戸から大山まで、旅人のためにたくさんの道しるべが造られました。世田谷の三軒茶屋や目黒の大橋にも大山道と書かれた道しるべがあります。
ところで江戸と大山は漢字なのになぜほしのや、つるま、あつぎはひらがななのだと思いますか?おそらく漢字が読めない人への配慮だろうと考えられます。江戸時代の庶民は必ずしも漢字が読めません。それでも江戸と大山ぐらいはわかったでしょうが、そのほかの地名が読めずに方向を間違えたのでは道しるべの意味がありませんからね。

もう一つの庚申塔

 三峰坂の下にも文字だけの庚申塔があります。
こちらは新しく、明治八年(1875年)のものですが、やはりみちしるべになっています。
「右、東京、横濱、下りあつぎ、大山道」「左、原町田、きそ、ふちうみち」とあります。
明治のものですから江戸ではなく東京になったことを強調しているようですね。横濱も文化の最先端にあったのでしょう。
「きそ」というのは町田市木曽のことで、星の谷観音と同じ板東札所(ばんどうふだしょ)のお寺があります。詳しくはまたいずれ・・
「原町田」(はらまちだ)とは今の町田駅周辺のことですが、つい最近まで駅の名前もJRの方は「原町田」小田急の方は「新原町田」(しんはらまちだ)といっていたことを覚えている方はもう多くないかも・・・

 この庚申塔の正面に彫られた「庚申塔」の文字は見事な書体で、拓本(たくほん)をとって飾っておきたいほどです。しかし!・・・台座が失敗です。数年前この台座を動かしたとき、方向を間違えて据え付けられてしまいました。
「講中」という隷書体(れいしょたい:幕末から明治ぐらいにかけて石造物によく用いられた字体)の字が左を向いてしまっています。あれは前を向いていなくてはいけません!

三峰神社堂内の丸石

 お堂の中をのぞくとこぶし大の丸い石がいくつも並べてあります。これは何でしょう?
じつはまめこぞうもまだ知りません。ご存知の方はメールでお知らせください。(今回からまめこぞうへのメールを受け付けられるように「0462.net」の方でアドレスを用意して下さいました。)
丸い石のことを「丸石」(まるいし)「玉石」(たまいし)などと言います。

完全な球ではありませんがそれに近い形には神聖なものを感じたのでしょう。まん丸の石なんて川原にいくらでもあると思うでしょう?ところがめったにないのです。海岸ではさらにありません。まん丸の石は滝つぼや川底の穴(甌穴:おうけつ)の中で石が上下に回転し続けて研磨された場合にできます。特別な場所ですから特別な力を感じます。そういえば滝つぼと言えば龍を思い出しますが、龍は口に玉をくわえていますよね。(って龍は実在しませんが・・・)

 水の力で削られたもの以外にも、海底の泥の中でカルシウムや金属が集まって固まったものがあります。これをノジュールと言います。泥の地層の中からまん丸のかたい石が出てくればたいがいこれです。

ノジュールは化石を核にして固まる場合が多く、割れば中心から貝やカニなどの保存状態のいい化石が出てきます。(本当です。うちにもいくつかあります。)
 ここで話は大きくなりますが、このノジュールを見た大昔の人はなんと思ったでしょう?丸い石を割ると生物の死骸が出てくるのですよ?おそらくは石が生物を生み出す、卵のようなものと考えたはずです。日本語では「たま」というのが玉、つまり丸いものを意味するだけでなく、「たまご」でもあり、「たましい」でもあるのです。丸いものが生命と深く関係すると考えられてきた証拠です。
「丸石」はたましいのもとであると考えた人もいたでしょう。また生物を閉じこめたタイムカプセルと考えた人もいたでしょう。それを静かに安置しておくにはやはりおやしろが一番です。と、ここまでは一般的な丸石の話です。全国には無数の丸石がさまざまな形でまつられています。ということでこの神社にも丸石があるのでしょうか?
 いわくありげに語っておいて実は何でもなかったりしたら悲しいです・・・

金龍大善神

 三峰神社の前に建つ石塔に刻まれた文字は神の名のようですが、石仏図典、石仏事典、石仏信仰などの専門書を見てもその名はなく、困っています。明治四十五年に建てられたと言うことは三峰神社が寄せ宮された一年半後ですから、神社がなくなったあとにそれにかわるものとして造られたのでしょうか?三峰と龍の関係は?龍だから丸石がある?うーん、是非教えて下さい。

まめこぞう

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