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第9話 三峯坂(みつみねざか)と三峯神社

2002年09月05日 00:00

第9話 三峰坂(みつみねざか)と三峰神社

三峰坂(みつみねざか)と三峰神社

まめこぞう超おすすめの道

谷戸山公園南隣の森の中に、旧道(きゅうどう:古い道)が昔のままの姿で残っています。
場所は星谷寺のそばの大きな踏切を東にわたって線路沿いに数十m北に行ったところです。
 坂の名前は三峰坂といいますが、ここまで手をつけずに残されている坂は市内でも他にありません。まずは歩いてみてください。土がむきだしになった急な坂道は、そこだけが江戸時代であるかのような錯覚をもたらします。足元を見れば赤土、上を見上げれば森の木立に覆われて緑のトンネルのよう・・

その色のコントラストも不思議な感覚ですが、まめこぞうはその木々が描く同心円を見ると昔々のTV番組、タイムトンネルを思い出してしまうのでした。この道を登り切ると別世界につながっているのではないか・・いや、坂の上から三度笠(さんどがさ)をかぶった旅人(たびにん)さんがスタスタと下りてくるのではないかとも思えます。
 夢想ではなく現実的に考えてみると昔の人の苦労がちょっぴり想像できそうです。
歩くだけでもこんなに大変なのに荷車を引いて通るときはどうだったでしょう。特に雨の日はどうしていたのでしょうね。ぬかるんですべってどうしようもなかったのではないでしょうか。こういう坂道にはこどもがぶらぶらしていて荷車が来ると押すのを手伝ってお駄賃をもらったという話もあります。当時としてはいいアルバイトですね。ちなみにこの坂道の道幅はちょうど荷車とそれを横で押す人が通れる幅です。

なぜ昔のまま残ったか

 このような昔のままの雰囲気を残す坂道はもはや座間市内にはここしかないと言っていいでしょう。海老名市にもいくつかあるのですが、開発が進んでアスファルト舗装の車道に変わってしまったり森が宅地になってしまったりでなくなりつつあります。幸い三峯坂はアスファルト道路がこの坂の南側を大きく迂回して造られたために時間ごと取り残されました。
またすぐ隣に谷戸山公園ができたおかげでおそらくこれ以上の開発はされないと思われます。ぜひこのまま永く保存してもらいたいものです。

参道入口
踏切前の崖に参道の入り口があります。
写真の中央、カーブミラーの所です。

もうひとつの坂道

 三峰坂と平行して踏切の真ん前に細い坂道があります。自動車で通過してもそこに道があることに気づかないほどです。こちらの道は人が一人やっと通れるだけの幅で、荷車などは無理です。これは人や荷車が行き来するための道ではなく、三峰神社の参道なのです。

参道
一人しか歩けない幅です。

三峰神社

 この細い坂道を上りきった丘の頂上に小さなお堂があります。
これは三峰神社といい、火災や泥棒から守ってくれる神様をまつっています。三峰とは埼玉県秩父の奥にある妙法、白岩、雲取の3つの山のことですが、山そのものを神としてあがめる修験者(しゅげんじゃ)が建てたのでしょう。

三峯神社
丘の頂上にひっそりと建っています。

寄せ宮(よせみや)

 三峰神社は古くからここにあって村を見守っていたのでしょうが、明治になって世の中はおかしくなりました。明治の初め、すべての神社は国によって管理され、1つの村には1つの神社しか認められないことになってしまったのです。そのため明治四十三年、三峰の丘からはるか下の鈴鹿神社に統合されてしまいました。
古代からその土地その土地に理由があって建てられ、信仰を集めてきた神社のほとんどがとりこわされ、村ごとにまとめられてしまいました。このようにいくつかの神社をまとめて一つにすることを寄せ宮といいました。
 神社は地形や地質、景観などの自然をもとに定められたと考えられる場所や歴史的な事件のあった場所などに建てられることが多く、そこに建っていること自体が昔の人々の考えや願いをよく表しているのです。しかし場所を変えられてしまった神社は本来の意味を失うと言っても過言ではないでしょう。寄せ宮とは廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)に次いで日本の心を失わせた明治の愚策だとまめこぞうは悲しみます。

星の谷大火(ほしのやたいか)

 昭和三年三月二十一日、三峰の丘の下、星の谷の集落で火災が発生しました。世に言う星の谷大火です。日本史に残る「明暦(めいれき)の大火」などとは比べものにならないものかもしれませんが、民家だけでなく星の谷観音の仁王門も焼き、さらにとんで三峯の丘までも焼いたその火に人々は思いました・・「三峰様を動かしたからだ」三峰様は「火ぶせの神」(ひぶせのかみ)、つまり火災除けの神(かさいよけのかみ)なのです。
翌年、許可を得て三峰神社は元の場所に戻されました。そのときの建物は立派な彫り物で飾られていたそうです。それは社が戻ってきた村人の喜びを表しているのでしょうか、それとも動かしてごめんなさいという気持ちを表しているのでしょうか・・・

まめこぞうは数年前、三峰神社の前で
大きなフクロウにでくわしました。
コノハズクというやつだろうと思われるのですが
至近距離でにらまれるとかなりびびります。
肉食動物ですし・・・

次回は三峰坂周辺の石像物に目を向けてみましょう。

 なお、みつみねの名は「三峰」と書きましたが、本来は「三峯」の字が正しいようです。

まめこぞう

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